BRZ購入時にドラレコとセキュリティは絶対に着けようと決め、選んだセキュリティシステムが、ユピテルのアギュラスVE-S36RSだった。
燃料ポンプスイッチ式盗難防止について
インプレッサの盗難が相次ぎ、戦々恐々としていたとき、車両盗難防止策のひとつとして、燃料ポンプスイッチが有効というのを知った。
通常、車はエンジンをかければ、自動的に燃料ポンプを動かすための電源もオンになり、アクセルを踏めばその分、燃料ポンプがガソリンを吸い上げ、せっせとエンジンまで燃料を供給して、車を走らせてくれる。
しかし、この燃料ポンプが動かなくなればどうなるのか? そう、ガソリンはエンジンまで届かなくなり、ガス欠同様に車を走らせることができなくなってしまうのだ。
燃料ポンプスイッチとは、燃料ポンプへの通電をあえてシャットダウンし、車をガス欠状態にして走行不可能にする車両盗難防止策のひとつ。
作業としては、燃料ポンプまでの電気回路に、スイッチをかませて配線するだけ。スイッチは車内にある多数のスイッチ(フォグやミラー、エアコンのスイッチなどなど)の中に、ダミーで紛れ込ませてもいいし、シートの下など、気付かれにくい場所に設置してもよい。
駐車時にこの燃料ポンプスイッチをオフにしておけば、万が一車両盗難にあっても、エンジンがかからないか、ホース内に残ったわずかなガソリンで数百メートル走行したぐらいでエンジンが止まってしまうので、あわてた犯人がそのまま車を放棄して逃げてくれれば、無事に車が帰って来る確率はあがるというわけだ。
ちなみに、燃料ポンプスイッチをオンにし忘れて、自分でガス欠をやってしまっても、燃料ポンプスイッチをオンにすれば、普通にエンジンもかかり、走行が可能だ。
まあ、レッカーや車載でこられたら防ぎようがないのだが、燃料ポンプスイッチは車両盗難の防止策としてはかなり有効なほうではないかと思う。
それでも燃料ポンプスイッチを選択しなかったワケ
燃料ポンプスイッチはかなり導入する気にはなっていたのだが、いかんせん自分で車いじりができないもんで、誰かに頼むほかない。こんな作業、ディーラーには頼めない、というか頼んでもやってもらえないだろうし。かといって、ちょっと車いじりができるというくらいの人に、新車のBRZをいじらせるのもイヤだし。
というわけで、知り合いのチューニングショップに相談をしてみた。ら、いまの車のイモビライザーはかなり優秀だし、へたに燃料ポンプスイッチなんて付けて、ショートなどによる車両火災がおきるほうが心配。と、やんわりお断りされてしまったのだ。
イモビライザー搭載の車であっても盗難にあうとか、イモビカッターがぞろぞろ出てるとも聞くけれど、なるほど最近の車はまた更に進化しているのだなぁ、とあっさり信じて(笑)、燃料ポンプスイッチ設置は見送ることにした。
ちなみにBRZは、イモビライザー以外にもセキュリティ機能が最初から搭載されているのだ。BRZのセキュリティは、アクセスキー以外で車のドアが開けられると、アラーム(クラクション)が鳴るというもの。車自体にイモビと盗難防止システムがあるのだから、燃料ポンプスイッチはまあいいか。となったのだ。
アギュラスVE-S36RSを選んだワケ
そんなわけで、燃料ポンプスイッチ設置は諦めたのだが、車両の盗難やいたずらを防止するには、目に見えてわかりやすいセキュリティも大事ということで、何かしらのセキュリティ装置はつけたいなと。
とりあえず安価で手軽に「目に見えるセキュリティ」として購入したのは、ステアリングロック。
でも、狭いスポーツカーの車内に置いておくのって邪魔ー!狭い運転席での取り付けも面倒ー!もっと簡単に脱着ができるステアリングロックがあればいいのに・・・。というか、ステアリングロックのダミーでもいいや(笑)。
こりゃ自分の性格からして、マメにステアリングロックをかけるなんてこと、すぐにしなくなりそうだぞ。ということで、やっぱりなにかしらのセキュリティシステムが欲しいと検討。車のセキュリティに関しては、本格的なものになると5~10万円もしてしまうが、我が家の経済的状況も考え、もう少し手ごろな値段で探してみた。
すると、13,000円程度で購入できるアギュラスVE-S36RSを発見。ユピテルだし、車から離れていても、異常を検知したときには、リモコンにも通報が届くという点が気に入って、ほぼ即決。また、アクセサリーから電源をとるためのコードも専用のものが別売りしているのも良かった。
ちなみに、わたしが購入するときには既に新型「アギュラスVE-S37RS」が出ていたのだが、ユピテルのホームページなどを見ても、機能的に何が変わったのか?どこが新しくなったのか?が、まったくわからず。それなら型遅れになって安くなっている「アギュラスVE-S36RS
」でいいや~。と、VE-S36RSに決めたのだ。
もひとつちなみに。普段ネットショッピングはAmazonを主に利用しているのだが、アギュラスVE-S36RSは楽天で購入した。というのも、価格はAmazonのほうが安かったのだが、別売りのアクセサリー電源用直結コードOP-20が曲者だったのだ。
Amazonではアクセサリー電源用直結コードOP-20の直販をしておらず、マーケットプレイスでの購入となると、送料が700円もかかってしまうのだ。本体のアギュラスVE-S36RSはAmazon直販で送料無料なのだが、直結コードOP-20は、同じAmazon注文でも発送が別になり、コードの価格1,575円にプラスして、送料が700円もかかるという、なんとも納得しがたい事態に。
そこで楽天を探ってみたところ、クレールオンラインショップというところで、アギュラスVE-S36RSと直結コードOP-20を、同梱送料無料にて購入できたので、今回は楽天にしたのだ。
![]() 【在庫あり即納!!カードOK!!】ユピテル★Aguilas VE-S36RS 3色LEDスキャナー内蔵アンサーバック… |
こちらももちろん取り付けは、ドライブレコーダー同様スバルさんにお願いした。ディーラーさん任せということで、電源もシガーソケットから取るタイプではなく、別売りコードも買って、よりスッキリ配線できるアクセサリーからの直結でお願いして、工賃は4,200円。良心的~♪
アギュラスVE-S36RSのレビュー
BRZにアギュラスVE-S36RSを取り付けて約5ヶ月。いまのところイタズラや盗難にはあっていない。たまたまなのか、アギュラスVE-S36RSの威力なのかは不明だが。なんらかの効果があれば良いなと期待はしている。
さて、この5ヶ月の間に気付いたことやアギュラスVE-S36RSの使い勝手など。
まず誤作動について。アギュラスVE-S36RSでは、車に衝撃を受けたときや、ドアが開けられた際にサイレンが鳴るようになっている。衝撃センサーの感度は初期設定のままで、これまで誤作動が起こったのは3回。1回は地震で、1回は雷で、もう1回は近くのキャンプ座間に離着陸するヘリコプターが、家の上をいつもよりもずっと低空で飛んでいたときだった。
5ヶ月で3回の誤作動を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだが、わたしはこのくらいなら問題ないと思っている。もっとも車を置いて出かけているときに誤作動がおこっていたら、それはカウントできていないので、実際はもっと多い可能性もあるのだが。
ただ、自分で警戒解除をするのを忘れて、車のドアやトランクを開けてアラームが鳴ってしまうといった誤作動ならば、この5ヶ月で数知れず・・・。この点については、リモコンを持っていれば(半径数メートル以内にリモコンがあることが検知できていれば)、アラームは鳴らないようになるといった機能があればいいなぁ、と。
ちなみに、最初は、エンジンを切ってドアロックすれば、自動でセキュリティをオンにする設定にしていたのだけれど、車内に忘れ物してドアを開けたり、トランクの荷物を取ろうとすると、そのたびにアラームが鳴ってしまうということが多かったので、現在はリモコンで警戒開始をオンにしないと、セキュリティが働かないようにしている。
総括すると、アギュラスVE-S36RSは、手頃な価格にしては良い製品ではないかと思う。これからも我が家のぶるぞー君を守ってね。
↓アギュラスVE-S36RSを設置した車内はこんな感じ。