もらい事故でも賠償責任?(2)

クルマトーク

先日、福井地裁で驚きの判決が出て話題となった「もらい事故でも賠償責任?」のニュースをまとめてみた。

もらい事故でも賠償責任?(1) 事故の概要・事故当事者の関係性と事故に至った経緯
もらい事故でも賠償責任?(2) 誰が誰を訴えたのか? ← 今この記事
もらい事故でも賠償責任?(3) 任意保険の対応はどうだったのか?
もらい事故でも賠償責任?(4) 自賠責保険の対応はどうなのか?
もらい事故でも賠償責任?(5) 各原告の主張と請求
もらい事故でも賠償責任?(6) Fさんに過失はあったのか?
もらい事故でも賠償責任?(7) くだされた判決
もらい事故でも賠償責任?(8) 各被告への損害賠償支払い命令
もらい事故でも賠償責任?(9) 一番かわいそうなのはAさん

誰が誰を訴えたのか?

さて、このような事故で、誰が誰を訴える裁判がおこなわれたのだろうか?

今回の裁判は2件の損害賠償事件が一緒に取り扱われる形となった。

まず1件目の甲事件では、G車同乗中に死亡したGさんの遺族が原告となっている。
Gさんの妻であったBさんと、Gさんの両親であるCさんDさんの3人が、G車を運転していて事故を起こしたAさんと、F車の所有者であるE社を訴えたのだ。

は?
Gさん遺族からAさんが訴えられるのはわかるが、居眠り運転で突っ込まれたほうの車を所有していた会社が訴えられるのは、いったいどういうことなのだろう??

と、ここで既に疑問を持った人も多いだろう。

なんと言っても「もらい事故なのに損害賠償責任を負わされるの?」という、センセーショナルな判決がくだった裁判なのだから、なにかと理不尽に思える個所も多いわけで。

先に少しだけ種明かしをすると、E社を訴えるもととなっている法律が、自動車損害賠償保障法(自賠法)であり、F車の所有者であるE社が、自賠責保険の契約者でもあったので、今回E社が被告とされてしまったわけなのである。
この後また詳しく述べていきます。

そしてもう1件の乙事件では、F車を運転中に事故にあい重傷を負ったFさんが、相手の車、G車を運転していたAさんと、その所有者の遺族BさんCさんDさんを訴えたのだ。

まあ、こちらの乙事件に関しては特に問題はなさそうであるが、こちらも内容は後ほど詳しく。

jikopp02

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