仙元山ハイキング

葉山の鐙摺(あぶずり)港に車を止め、仙元山までハイキングをした。

鐙摺港(葉山港)は何度か釣りにも来ている場所だったが、台風の被害を受けて立入り禁止になっていたり、駐車場を立体化する工事の影響で、駐車場やトイレが使えなかったりの期間があったため、だいぶ久しぶりに訪れた。

いい陽気だし、そろそろ釣果も期待できる時期になったかな?と、念のため沿岸パトロールセット(簡易釣り道具セット)を車に忍ばせてきた。しかし、港内を見て周ったが、あまり釣れている様子はない。海の中は春まであと一歩というところか。

ということで沿岸パトロール勤務は放棄して、仙元山を目指すことに。仙元山の展望台はドラマ「最後から二番目の恋」の最終回で登場したロケ地でもある。テレビで見て絶景だったので、一度行ってみたいと思っていたのだ。

Googleナビに案内させながら、森戸海岸線をプラプラ散策。葉山マリーナにも立ち寄ろうと思っていたのだが、残念ながら火曜定休日。久々にマーロウのプリンが食べたかったのに。

ちなみに、鐙摺港と葉山マリーナは歩いて5分ほどの距離だが、駐車場の料金は倍ほど違う。葉山マリーナは1時間600円(夏季など繁忙期は1,000円)で上限なし。葉山港(鐙摺港)の駐車場は神奈川県公営で1時間310円、1日の上限が1,550円となっている。葉山マリーナは店舗で2,000円以上買い物すれば3時間の無料サービスあり。利用状況によって駐車場を使い分けるのがいいだろう。

森戸海岸線は歩道が少なく、センターラインはあるが道幅は狭めなのに車の通りは多いという、歩くには少しストレスではあるが、道の雰囲気はとてもよい。昔ながらの漁港町と、ハイソで垢抜けたザ・葉山のおしゃれな住宅が混然一体となった不思議な魅力がある。

カラフルなギョサンやオリジナルTシャツを扱うげんべい商店も、海水浴場近くで浮き輪などを扱う商店のような、ノスタルジックな雰囲気を感じてしまうのは、年をとったからかしら。

さて、Googleナビまかせで雰囲気の良い道を散策しながら進んできたわけだが、ここで問題発生。このルートだと、展望台に上る道が無いっ!!

点線が続いてたから、階段とか登山道なんかがあるものだと思って歩いてきたのだが、目の前には民家の裏山・・・。こういうハイキングコースってたいてい案内板が立っているハズなのに、国道から入るポイントにも、途中の住宅地の中にも、1つも案内がないからおかしいとは思っていたのよね。

ということで、その場で調べてみると、葉山教会の脇から入れるルートがあるらしい。ちゃんと下調べしないとダメだねー。こっちにはしっかりルート案内の看板立ってた。

気を取り直して、いざ仙元山へ。と歩を進めたが、葉山教会までの舗装路がまず急だわ。めっちゃ急こう配。そして山道に入ると、ここも思ったよりも山道。両側が谷になっている尾根の部分は、尾根なのに昼でもうっそうとしていて暗く、木の根が張り出した道はところどころ足場の悪い箇所も。

ウォーキングやハイキングの時はトレッキングシューズを履くので問題なかったが、やはり「山」がつく場所に行くならば、事前の下調べはしっかりしておくべきだね。こんな軽いなめきった気持ちで続けてたら、そのうち事故をおこすぞ。この日の話しであれば、せめてモバイルバッテリーと灯器類を携帯すべきであった。

さて、いよいよ展望台が見えてきたところで、最後の難関。これまた傾斜のきつい階段をふぅふぅ言いながら登る。

仙元山展望台とうちゃくーーーっ!!めっちゃ景色いいー。ぜっけーかな。ぜっけーかな。

写真ではわからないけれど、江ノ島の上のあたりに、うすーくうすーく富士山も見えていた。これは空気の澄んだ冬場なら、更に良い景色になるのかもしれない。まあ、この新緑の時期もワクワクして大好きだけど。

眼下には森戸神社の鳥居と裕次郎灯台も。

ドラマのロケ地に使われたくらいだから、もっとさらりとアクセスできるのかと思っていたら、意外やしっかりとしたハイキングとなった。お気に入りのちょっとした公園でー、みたいなノリだったのに、こんな場所であんなテーブルセッティングして、椅子や食材も用意してピクニックパーティーというシーンが撮影されていたとは。ドラマって面白いね。

他の方のブログなどによると、ここは夜景も絶景のようだ。夕焼けの茜色が少しだけ残る中に浮かぶ富士山のシルエットと、眼下の灯り。遠く相模湾を囲む134、135号線の光のライン。→逗子・葉山ベストショット!~vol.3~

これは撮ってみたいかも。でも、夜の山には入ったことない。あの急坂・急階段くだったり、そんなに長くはないけど木々に囲まれた尾根を歩いたり、想像するとめっちゃ怖い・・・。

 
■ウォーキングデータ

4月20日(火)13:30~17:00 13,744歩 約10km

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