2024年7月SUPER FORMULA キャンプ観戦

Super Formula 第4戦 富士スピードウェイに場内キャンプ観戦に行ってきた。レース後パーティーがあったり、競女がすごい面白いレースしていたり、プラスアルファの楽しみが多かった観戦であった。

ジムカーナ駐車場にキャンプ設営

Super Formula は SUPER GT ほど混まないし、指定駐車場(ジムカーナ)も確保しているので、ゲートオープン後の到着を目指す。

とは言え、キャンプ設営があるので出発は5時。途中、東ゲートのオープン時間が6時から30分前倒しの5時30分になるという情報をキャッチ。おや?意外と待機車両が多かったのか?

6時20分に到着したときにはゲート前はすでにスムーズに入場できるようになっていて、狙い通り。ジムカーナもまだまだ空いてて良いとこ止められたし、キャンプも車のすぐ後ろに張れて楽々♪ オートキャンプ最高♪

両親を招待

ビールいっぱい持ってグラスタに。日影が確保できて、風が抜けて涼しいグラスタ2階席の1番上に陣取る。

FIA F3 の規定変更のあおりを受けて誕生した、このスーパーフォーミュラーライツも、フォーミュラーリージョナルも、なんだか中途半端なカテゴリになってしまって、参戦台数も増えず、不遇のままね・・・。

F4や、この後この記事でも紹介する競女など、参戦台数の多いカテゴリは、自然とレースが面白くなるからやっぱり盛り上がるよね。参戦台数の多さは正義。

さあ、9時をまわったことだし(時間に意味はあまりないけどw)、設営で汗もかいたので、ビールで幸せのぷはーっ(*゚∀゚)

去年から導入したサーモス保冷缶ホルダーめっちゃ良いよ。真夏に500ml缶ビールをゆっくり飲んでても、ちゃんと最後まで冷たさキープしてくれるのありがたい。

さて、今回はうちの両親が来ます。

ドライブ好きの両親はこれまでに、GTやWECの時にわたし達が観戦に行ってるみたいだからと、ふらっと富士スピードウェイに来ては、入場料が高かったからゲートの先でUターンさせてもらって帰ったー、なんて話をしていたので、今回はアニュアルパスのおまけでもらった招待券をプレゼント。

気が向けば来ればいいし、無理せず、来れなくても無料チケットだからもったいないとか思わないでいいからね。土曜でも日曜でも、来ればどの時間でも何かしら走ってるところは観られるよーと。

そしたら土曜日のお昼ごろに少しだけ来ることに。ちょうどSFの公式練習が始まった頃に到着して、公式予選が始まる前に帰ってった(笑)。

短時間だったし、肝心のSFの予選も決勝も観てないわけだけど、PCCJ(予選)でポルシェが走ってるの観れたのが楽しかったらしい。

わたしもこの車好きの両親の血を引いているのが良く分かった。やっぱりフォーミュラーカーよりも市販の箱車のが興奮しちゃうのよね。

ピットウォークでマッチが還暦祝いされてるとこも見れたし、競女カップ(決勝)はちゃんとレースだったしで、それなりに楽しんでってくれました。

「サーキットで現地観戦する経験」が1回でもできると、雰囲気や勝手が少しわかって、今後また行ってみたいとなったときのハードルが少し下がるだろうし、同年代同士のおしゃべりで新たに興味を持ってくれる人もいるかもだし。アニュパスのおまけの有効利用ができたのでは。

SF公式予選

さあ、予選のお時間。

にれい!!仁嶺!!!PPはまさかのKCMG福住仁嶺!!!!

KONDOが2台そろってQ2進出とか、ちょいちょいトピックスはあったが、なんと言ってもKCMG初PP獲得はすげぇっ!!

トヨタ移籍後、チームKCMGでいきなりPP取れる仁嶺もやっぱり速い。おめでとう仁嶺!!

あとはあれですね、明日の決勝、KCMGがしっかりきっちりミスなしでピット作業を成功させてくれることを祈るのみ。今晩は徹夜でピット練習しておけっっっ。

予選日夜のBBQ

はい、恒例の炭火焼きBBQナイツ。毎度毎度代わり映えしないメニュー。マンネリだなー。でも副菜に凝る気力体力最近ないしなー。

そしてこちらも恒例、歯磨きやらなんやら身支度整えにグラスタの多目的トイレに向かいつつ、夜のサーキット散歩。

猛暑続く今年の夏も、富士の麓は22時ごろから過ごしやすい気温に。助かる―。ありがたいー。

それでもやっぱりテントの中は熱がこもってしまうので、寝入りばなはモバイル扇風機が役立つ。うちで使っているのはHAGOOGIモバイル扇風機。リモコンや首振り、タイマー機能もあるので、寝るときに使いやすいのがポイント。

猛暑!!!

夜間は気持ちよく寝られる気温まで下がったものの、日が昇ってしまえばもうテントの中の気温はうなぎ上り。6時過ぎたら暑くて寝てられない。

サイトでカップ麺で朝食を済ませ、あぢーあぢー言いながら撤収。すでに太陽ギラギラ。

そしてグラスタに行ってみれば、人の多さにびっくり!!!予選日と決勝日では込み具合が倍は違うぞ。で、日影の席を確保しようと2階にあがってみれば、まったく空席なし!Σ( ̄□ ̄|||)

当然、1階の屋根のご加護が得られる席もすべて取りつくされている。更に、休憩スペースも全部埋まっているという。

そんなわけで、1階の日差しギラギラな席でご飯食べたり、競女CUP観たり。SF決勝が始まったらコースサイドを歩きに行ったり。

なんてことをしていたら、決勝レース後のグリッドパーティーの時にちょっと気持ち悪くなって参っていた。軽い熱中症ね。

グラスタの自動販売機も軒並み売り切れ。長蛇の列を並んで買えたドリンクは常温。ぬっる~い。

写真は荷物を置きに一旦車に戻ったときに、ジムカーナの自販機で買えた冷え冷えドリンク。ここはまだ生きていた。

いやいや、 SUPER GT のときは自販機売り切れも常温提供もわかっているから、自分で凍らせたペットボトルいっぱい持ってきて自衛しているけれど、Super Formulaでは今までそんなことなかったもんだから、すっかり油断したわー。

今回、Super Formulaはファミリー層の集客に力を入れていて、実際に初めて来たという子供連れファミリーも多かったのではと思う。そういったお客さんが大変な思いをして、もうサーキット行きたくないーとなってないといいな・・・。

サーキットは暑かったり寒かったり雷雨だったり暴風だったり大渋滞でサバイバルで大変なところでもあるけど、それもひっくるめてすっごい楽しいところだから、これに懲りないで、次は装備を見直してまた来て欲しい。常連になって欲しい。

競女カップ面白かった

ギラギラの太陽の日差しの下で繰り広げられたKYOJO CUPは、夏の暑さ以上にバチバチの熱いレースだった。

競女はインタープロト併催の時に何度か観戦したことはあるが、こんなに面白いレースだったっけ?!しばらく追ってなくてごめんなさいと後悔するほど良いレース、良いカテゴリ、良いクルマだった。

今回富士大会のエントリーが30台(出走29台)ですって。いつの間にそんなに参加台数が増えたんだ!?そして優勝賞金120万円ですって。いつの間にそんなに高額に!?

ひとえにオーガナイザーを勤める関谷さんの頑張りの賜物でしょう。

エントリー台数が増えると自ずとレースは面白くなっていく。見どころが増えていく。

VITA、こんなにスリップの効く車だったんだ?!と、驚きの毎周ストレートでのスリップ合戦。トップ争い、中団争い、ドベ抜け争い、台数が多いと隊列が間延びし過ぎることなく、常にどこかでバトルが繰り広げられている。

FIA F4 のようなわちゃわちゃした面白さと、ここからステップアップするレーサーが生まれていくのかなという期待感、そしてF4よりはお上品な走り、そういった魅力が詰まっていた。

レースは今回SFの予選日にあたる20日にRd.2が、SF決勝日の21日にRd.3が開催されたのだが、その両レースとも持っていったのが斎藤愛未(さいとうあいみ)選手。

両レースとも同じメンツのトップ3同士のバトルが最後まで熱かった。斎藤選手の速さ、レース運びが素晴らしく、今まで勝ててなかった、今回が初優勝だったのが信じられない。

そして、斎藤愛未選手は坪井翔選手の奥様。7月頭のSFテスト富士のとき、ゲスト解説に呼ばれていて、ピエールさんにさんざん夫婦の馴れ初めなんかをしゃべらされてたな(笑)。そしてその時、KYOJO CUPが併催となる次のSF富士はぜひ夫婦同時優勝を見せて欲しいですね!という話も。

さあ、奥様は優勝を手にした。次はボイショー、どうなるか?

ハイブリッドフォーミュラーカー

もうひとつKYOJO CUPのトピックスを。

今回、関谷さんより来季からの新型車両が発表された。それがなんと、フォーミュラーカー。これまでのVITAに代わって、ハイブリッドフォーミュラーカーが採用されるというのだ。

これには期待半分、心配半分。あ、残念も入ってるな。じゃ、3分の1ずつで。

期待はやっぱり女性レーサーがフォーミュラーに進出する足掛かり、ステップアップや活躍の機会が増えるのではないかというもの。これはおおいに楽しみ。

残念なのは、今回せっかくVITAを見直したのに、もう来年にはVITAの競女が見られなくなってしまうのかと。もっとちゃんと追っておけばよかったよー。いいクルマだったのになーと。

そして心配は、VITAよりもやっぱりお金掛かるんだって。それで車両がフォーミュラーに代わってしまったら、予算面で参戦は厳しくなるとコメントしているチームがちらほら。これもせっかく参戦台数が増えてKYOJOが盛り上がってきたのに、また閑散としてしまったら元も子もない。盛り上がりが継続してくれるのを願うのみ。

いや、願っているだけではダメか。女性アスリート、女性レーシングドライバーにもっと注目が集まってスポンサーも集まるように、ファンとしてしっかり応援して、微微微微微微微微微微微微微微微たるものですが、わたしもブログやSNSで発信して、ちょっとでも知名度が上げられればなと思う。

Super Formula 2024年第4戦富士スピードウェイ決勝レース

さあ決勝!さあ!さあ!決勝!!!

KCMGはピット作業をきっちり成功させて初優勝となるのか!?坪井翔優勝で史上初夫婦ダブルウィンとなるのか!?無限勢の逆襲はあるのか!?太田格之進は瑶子女王殿下をキュンキュンさせられるのか!?

今大会は、三笠宮家の瑶子女王殿下が大会特別名誉総裁となった「第1回瑶子女王杯」として開催される。

そのため国歌斉唱のタイミングや、ドライバーがF1のように集合整列したり、通常のスタート進行とは異なる点が多かったが、こういうセレモニーも新鮮でよかった。

瑤子女王殿下のスピーチが長く(笑)、3分ディレイでいよいよフォーメーションラップ。

と思ったら、#6太田格之進がマシントラブルでピットに押し戻される。台覧レースで殿下にまったく走りを見せられず。違った意味でちょっとキュンキュンした。

そしてスタート。フロントロー2番手スタートの岩佐が大失敗。反応は良かったがシフトミス(?)でスピードのせられず大きく後退。

スタート直後、#38阪口晴南もマシントラブルでストップ。

その後はPPの#8福住仁嶺が順調に逃げ、ところどころバトルが観られたが、大きな混乱などはなく。

そして既定の10LAPが過ぎ、早め選択のチームがぽつぽつルーティーンのピットを消化し始める。

KCMG#8福住仁嶺もピットイン。サーキット全体に一種の緊張が走る。KCMGは今までもここぞという時のピットミスがあるチーム。小林可夢偉がそれで優勝を失ったことも。

で、やっぱりやらかしてしまった・・・。KCMGピット作業失敗でタイムを大幅にロス。裏(タイヤ交換を済ませた組)の6番手まで順位を下げてしまった。

もー、なんとかしてよーーー次生さーーーん!!

さて、しばしピットインを済ませた組と未だの組が混走する形となるので、実質の順位はどうなるかは不明だが、表(タイヤ交換まだの組)のトップは#36坪井翔に代わっている。これは夫婦同時ウィンへの期待も高まるな。

はたして優勝は、#36坪井翔がトップチェッカーとなり、奥様からの大きなプレッシャーに負けず夫婦同時ウィンとなった。坪井家の週末でしたな。

ポールスタートの#8福住仁嶺は4位チェッカー。トップの坪井とのギャップは11.642秒。ピット作業のロスが10秒くらいだったので、やはり「あれがなければ」となってしまう。

坪井も速かったのでそこまでイージーなポール・トゥ・ウィンにはならなかったかもしれないが、それはそれで最後に福住vs坪井の面白いバトルが観られたのではないかと思う。

ちなみにわたしはインパルファンのはずなのだ。この週末も夫婦でインパルユニを着ていたし。だが、平川亮と関口雄飛が去ってしまった今、わくわくするような面白さが消えてしまって残念なのだ。

いま一番キュンキュンさせられるドライバーは、やっぱり坪井翔かな。SFもGTも、彼の走りは観ていてわくわくする。面白いレースを魅せてくれるドライバーが好きだ。

パーティーパーティー

そして今回はもう一つ大きなイベントの試みが。それは、レース後のサーキットコースで飲めや歌えのパーティーが開催されるというもの。JRPがんばってます!

土曜の朝一でパー券購入。日曜にはSOLD OUTになってしまったようなので、早めに入手しておいてよかった。

せっかくお酒も出るが、車だから2人では飲めん。わたしが運転を買って出て、旦那さんに飲んでもらうことに。

ホームストレート上にみるみるセッティングされていくステージやキッチンカー。初めての試みなのに作業がスムーズでお見事。

しかし、会場に入るための列は長蛇。まあ、レースを最後までAコーナーで見届けてから戻ってきたから、後方になってしまったのはしゃーない。

入場してソフトドリンクでマッチ会長の発声で乾杯したところ、なんか急激に気持ち悪くなってきた。多分、軽い熱中症だったのでしょう。ちょっとスタンドに戻って休憩。

旦那さんもうビール飲んじゃってるし、車運転して帰らなきゃだから、体調回復に努める。

ここのところ SUPER GT ではずっと2階席の指定とってて日影確保できてたし、Super Formulaで2階席満席になるとか思ってなかったし、自販機売り切れも予想外で、ちょっと完全に油断してたわー。

まあ、パーティーはドライバートークショーとか、スタンドからでも楽しめたのでよかった。

旦那さんは土屋武士さんとホッピーで乾杯したり、しっかり美味しく飲んで楽しめたようでなにより。

そして、ミーハー旦那さん、競女観てすっかり斎藤愛未選手のファンになってしまい、ピットレーンでインタビューを受けている斎藤選手にお願いして、ちゃっかりサイン貰ってた(笑)。

あいみちゃんのサイン、かわいーなー。

SFドライバーたちも会場をうろうろしてるし、お酒入ってるドライバーもいて、すっごいいい感じのゆるさだった。時間も割とたっぷりとってくれて、良いパーティーでした。

体調も回復し、19時半ごろFSWをあとにして22時には帰宅。ここのところ毎週のようにFSW行っているけど、毎週のように東名が事故渋滞おこしてて、結局いつも下道R246になる。なにごともなければ1時間半で帰れる距離なんだけどなー。

今回もいいレース、いい現地観戦だった。お疲れ様でしたー。

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